レッスンについて

レッスンの考え方

カンタービレ声楽教室では、現在の声を聴き、一人ひとりの課題や目的に合わせて発声を整えていきます。

「身体を使って歌う」といっても具体的にどのように使うのか、今一つはっきりとわからない。

そんな疑問に対しても、身体の使い方や準備の手順を具体的に学び、自分自身で声を理解しながら歌えることを大切にしています。

イタリアで学んだ本格的な声楽技術を、発声の基礎から歌曲・オペラまで、歌や表現につなげていくレッスンです。

高音が出ない原因は、高音にあるとは限りません。

高音が出ないからといって、高音そのものに原因があるとは限りません。

低声域や中声域に課題があり、その積み重ねによって、高声域で声が出にくくなることがあります。呼吸、身体の使い方、響きや発音のバランスなどが影響している場合もあります。

同じ悩みに見えても、お一人おひとりの課題は異なります。問題のある音だけを繰り返すのではなく、現在の発声を確認し、必要な部分から整えていきます。

レッスンではどのように整えていくのか

まず現在の声を聴き、課題を確認します

発声練習を通じて、声の状態や音域ごとの変化、身体・呼吸・響き・発音のバランスを確認します。胸郭の動き、下半身や重心、首・肩・顎の状態なども含めて観察し、必要な修正点を具体的にお伝えします。

必要に応じて、準備やエクササイズを行います

呼吸や身体の動きが難しい場合は、その前段階に戻ることもあります。身体を動かして感覚を確かめたり、鏡で姿勢や動きを確認したりしながら、その方に必要な方法を取り入れます。

良いバランスを、発声の中で確認します

身体の準備と声が出るタイミングを整え、低声域から無理のない範囲で発声を積み上げていきます。

うまくいかない場合は必要な部分へ戻って修正し、現在の状態に応じて進めます。高声域を力任せに出させることはしません。

今取り組める曲で、技術を育てます

基本は発声練習・練習曲・自由曲です。その日の声の状態や、ご希望があればご相談の上で、時間配分を変えながらレッスンを進めます。

現在の技術に合った曲を大切にしつつ、成長に応じて少し背伸びをした選曲をすることもあります。無理なく取り組める課題と、新しい技術への挑戦を見極めながら、歌える曲の可能性を広げていきます。

一度できた声を、自分で再現できる発声へ

一度うまく声が出ても、次に同じように歌えるとは限りません。良い声が出た理由がわからないままでは、自分で再現することが難しくなります。

レッスンでは、良いバランスが作れたときに、身体をどのように使い、どのように感じたのかを確認します。その感覚を生徒さん自身の言葉に落とし込み、理解と身体感覚を結びつけていきます。

先生がいるときだけでなく、ご自身でも準備や修正ができるようになること。再現性のある発声を育てることを目指します。

発声の悩みを越えて、歌う喜びへ

これまでのレッスンでは、高声域が以前より楽になった、使える音域が広がった、難しい曲に取り組めるようになったり、自信が持てるようになり本番に前向きに取り組めるようになったといったお声をいただいています。

また、以前は連日のステージで声が枯れていた方から、以前のように枯れなくなったと伺ったことや、本番への怖さが減った、歌った曲を嫌いになる気持ちがなくなってきたというお話をいただいたこともあります。

一人ひとりの課題や変化の速度は異なりますが、発声の悩みにとらわれ続けるのではなく、ご自身の声を理解し、歌いたかった曲や音楽表現に向き合えるようになることを大切にしています。

毎回のレッスンが、来たときよりも気持ちよく歌えた、少し前へ進めたと感じられる時間になることを目指しています。

まずは初回レッスンにて、現在の課題をお聞かせください。

現在の声やお悩み、ご希望を伺いながら、今後のレッスンでどのようなことに取り組めるかをご相談いただけます。